皆さん、こんにちは。
新学習要領を携えた新学年が始まり、少しずつ学校の授業にも慣れてきた頃かと思われます。
(※4月24日、対象都府県にて緊急事態宣言が発令され学校教育への影響が心配されますが…)
今日は、新学習要領で一番影響のある新中学1年生の英語の取り組み方・学習方法について述べたいと思います。
翔塾 塾長
自学自習講座コース高校生専任講師
個人・個別指導講師(高校生中心)
大学合格後、中退や休学や編入学を経て、過去に通った大学は同志社大学・近畿大学・佛教大学など。一般企業へ就職後、地元の予備校講師と私立高校の国語教員を経て2013年、尼崎にて翔塾を設立。
自学自習講座の元となる、自身の学習方法を体現するために2019年度(2020年入試)に
大阪大学を受験し合格(経済学部)現在、理系学部へ挑戦中。
趣味は、料理・お菓子作りと長距離ドライブ。
英語の学習方法【初学者向け】
新たな中学1年生の教科書を開いてまず一番の驚きは
Lesson1から、『be動詞』『一般動詞』『助動詞can』が出てくることです。
完全に、小学校にてある程度英語が出来ていることを前提にして教科書は展開しています。
かと言って、あまりおススメしない方法として【文法事項として英語を教える】ことです。
突然ですが、私の言う以下のことを理解して覚えてください。
---------------------------------------------------------------------------
原子が化学結合する際に、新たに作られる軌道によって化合物の形が決まります。
sp混成・・・直線的に対向(180度)する2つの軌道。これによって直線型の化合物が出来る。(例:二酸化炭素・アセチレンなど)
sp2混成・・・1つの軌道と2つの軌道の重ね合わせにより3つの混成軌道が定式化したもの。
結合角度は120度となった形になる。(例:ホルムアルデヒドなど)
sp3混成・・・1つの軌道と3つの軌道の重ね合わせにより4つの混成軌道が定式化したもの。
結合角度は109.5度となった形になる。(例:メタンなど)
--------------------------------------------------------------------------
高校化学をしっかり理解していれば、何を言っているのか分かります。
と、言われても皆さんは何がなんやらさっぱりなはずです。
全く小学校の際に英語をやっていない中学1年生の子に、文法事項を説明するということは
今、この化学の説明をいきなりされている感覚に近いものがあるということです。
では、どのようにしていけばいいか説明します。
Lesson1から、『be動詞』『一般動詞』『助動詞can』が出てくることです。
完全に、小学校にてある程度英語が出来ていることを前提にして教科書は展開しています。
かと言って、あまりおススメしない方法として【文法事項として英語を教える】ことです。
突然ですが、私の言う以下のことを理解して覚えてください。
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原子が化学結合する際に、新たに作られる軌道によって化合物の形が決まります。
sp混成・・・直線的に対向(180度)する2つの軌道。これによって直線型の化合物が出来る。(例:二酸化炭素・アセチレンなど)
sp2混成・・・1つの軌道と2つの軌道の重ね合わせにより3つの混成軌道が定式化したもの。
結合角度は120度となった形になる。(例:ホルムアルデヒドなど)
sp3混成・・・1つの軌道と3つの軌道の重ね合わせにより4つの混成軌道が定式化したもの。
結合角度は109.5度となった形になる。(例:メタンなど)
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高校化学をしっかり理解していれば、何を言っているのか分かります。
と、言われても皆さんは何がなんやらさっぱりなはずです。
全く小学校の際に英語をやっていない中学1年生の子に、文法事項を説明するということは
今、この化学の説明をいきなりされている感覚に近いものがあるということです。
では、どのようにしていけばいいか説明します。
【ステップ1】文章(基本例文)を暗記させてみる
1.be動詞を含んだ例文
Ⅰ am a student.(わたしは学生です)
Ⅰ am from Amagasaki.(わたしは尼崎出身です)
2.一般動詞を含んだ例文
Ⅰ play soccer.(わたしはサッカーをします)
Ⅰ like spring.(わたしは春が好きです)
3.canをふくんだ例文
Ⅰ can play soccer.(わたしはサッカーができる)
Ⅰ can swim.(わたしは泳ぐのができる)
この6文ぐらいを用意してただひたすら暗記させてください。
暗記させる時に必ず『音読』させるようにして下さい。
※教科書では否定文も出てきますが、まだ暗記させません。
Ⅰ am a student.(わたしは学生です)
Ⅰ am from Amagasaki.(わたしは尼崎出身です)
2.一般動詞を含んだ例文
Ⅰ play soccer.(わたしはサッカーをします)
Ⅰ like spring.(わたしは春が好きです)
3.canをふくんだ例文
Ⅰ can play soccer.(わたしはサッカーができる)
Ⅰ can swim.(わたしは泳ぐのができる)
この6文ぐらいを用意してただひたすら暗記させてください。
暗記させる時に必ず『音読』させるようにして下さい。
※教科書では否定文も出てきますが、まだ暗記させません。
【ステップ2】基本例文の単語を入れ替える
では次に、単語を入れ替えさせてください。
Ⅰ am Amagasaki.(私は尼崎です)
Ⅰ play a student.(私は学生をする)
Ⅰ play swim.(私は泳ぐする)
Ⅰ can Amagasaki.(私は尼崎できる)
あらゆるパターンを試して、「これは間違い」「これは正解」など子供に日本語で判断させましょう。
英語の文法が間違ってるからと説明されても恐らく分からないと思われます。
(例:文章に動詞を2つ書いてはいけないなど)
この肯定文の理解を必ず行ってから否定文を行わないと、先ほどの化学の説明になります。
Ⅰ am Amagasaki.(私は尼崎です)
Ⅰ play a student.(私は学生をする)
Ⅰ play swim.(私は泳ぐする)
Ⅰ can Amagasaki.(私は尼崎できる)
あらゆるパターンを試して、「これは間違い」「これは正解」など子供に日本語で判断させましょう。
英語の文法が間違ってるからと説明されても恐らく分からないと思われます。
(例:文章に動詞を2つ書いてはいけないなど)
この肯定文の理解を必ず行ってから否定文を行わないと、先ほどの化学の説明になります。
【ステップ3】単語カードを用意する
最後に、単語カードを用意しましょう。
要らない紙に、先ほどの文章の単語「Ⅰ」「am」「from」「a student」「can」「play」など
全て書き出してください。
その後、日本語を言って英文を並べ替えさせてみて下さい。
ある程度、出来るようになれば例文にない新たな単語を追加してみましょう。
(例:『a teacher』『summer』『tired』『run』など)
ポイントは、『自分でルールを見つけられるようになること』です!
今までの流れを簡潔にまとめると、例文暗記→単語暗記→文法事項説明の順番になりますが
学校の授業では、最初の「例文暗記」が抜けてしまうので、家庭で補う必要があります。
肯定文が出来れば、次は否定文でも同じ過程を経てあげて下さい。
面倒かもしれませんが、30分もあればすぐ暗記してくれます。
これを週に1回家庭で行うだけで効果は出てきます。
単語のスペルが書けないどころか、アルファベットもまだあやふやだったとしても
先に文章を作ることを意識しましょう。
私たちが日本語(母国語)を学ぶ過程も先に「聞く」「話す」だったはずです。
一度でも自分なりの「ルール化」が完成してしまえばあとは単語を入れ替えるだけと
気付くのであまりつまづくことがなくなります。
本格的に授業が進む前にGW期間をうまく利用して、基礎部分を完成させてしまいましょう!!
要らない紙に、先ほどの文章の単語「Ⅰ」「am」「from」「a student」「can」「play」など
全て書き出してください。
その後、日本語を言って英文を並べ替えさせてみて下さい。
ある程度、出来るようになれば例文にない新たな単語を追加してみましょう。
(例:『a teacher』『summer』『tired』『run』など)
ポイントは、『自分でルールを見つけられるようになること』です!
今までの流れを簡潔にまとめると、例文暗記→単語暗記→文法事項説明の順番になりますが
学校の授業では、最初の「例文暗記」が抜けてしまうので、家庭で補う必要があります。
肯定文が出来れば、次は否定文でも同じ過程を経てあげて下さい。
面倒かもしれませんが、30分もあればすぐ暗記してくれます。
これを週に1回家庭で行うだけで効果は出てきます。
単語のスペルが書けないどころか、アルファベットもまだあやふやだったとしても
先に文章を作ることを意識しましょう。
私たちが日本語(母国語)を学ぶ過程も先に「聞く」「話す」だったはずです。
一度でも自分なりの「ルール化」が完成してしまえばあとは単語を入れ替えるだけと
気付くのであまりつまづくことがなくなります。
本格的に授業が進む前にGW期間をうまく利用して、基礎部分を完成させてしまいましょう!!